LIXILカーポートSCの柱移動における落とし穴と注意点!
カーポートSCの柱移動を考えている方はお気を付け下さい。
今回は、カーポートSCの柱移動をする際にはまってしまう可能性のあるポイントをご紹介させて頂きます。
■当記事はこんな方にオススメ
・カーポートSCを柱移動で提案しようとしているプロの方
・カーポートSCの柱移動について知りたい方
それではどうぞ!
施工説明書は商品を手配する前に読む方がいい(特にLIXIL)
先日、カーポートSCの現地調査にお伺いさせて頂きました。
現場を確認すると、既存の石張りの関係で、道路側の柱を少し後ろにずらす方がいいと考えました。
施工説明書に記載があるように、柱は奥側に向かって40~100㎜柱の位置をずらすことができます。
今まで通りであれば職人さんに道路側の柱を移動する旨だけ伝えていれば問題ありませんでした。
さぁ、ここからが今日の本題。
さて、サイズの選定のためよくよくカタログを見ると、見慣れない表記が…
価格表の下側に小さく表記されています。
拡大すると、
柱移動や屋根長さ切詰めが発生する場合は、移動する柱梁1か所につき屋根W48は¥6,900、屋根W54は¥8,800加算してください。
との記載。
価格の根拠がわからなかったので、念のためメーカー発注用の規格表を確認したところ、
穴ふさぎシールセットがオプションになってる~~~~~~~!
施工説明書の最後のページにもひっそりとオプションの記載がありました。
実は、この施工説明書は2023年3月1日に今回の内容に更新されています。
この施工説明書以前は、穴ふさぎシールは必ず発注する「部品箱」に同梱されていたため、柱位置の移動をしても現地にて対応が可能でした。
…が、これからは事前に穴ふさぎシールを手配しておかないと、施工日の当日に柱位置の移動が出来ずに青ざめることになります。
カーポートSCをこれから発注する業者の方は気を付けましょう…(自戒)
柱移動をする時に穴ふさぎシールが必要な理由
実はカーポートSCの屋根材には予め固定用の穴があけられています。
柱移動をすると、穴位置が変わってしまうため、既存の穴をふさぐためのシールが必要になるということです。
LIXILさんの施工説明書は細かく修正が加えられているので、発注前に施工説明書を一読しておくことをオススメします。
まとめ
今回は、カーポートSCの柱移動をする際はオプションの穴ふさぎシールが必要になるということをご紹介させて頂きました。
プランを設計する側は気軽に柱移動をお願いしますが、現場の職人さんからするとかなり工数が増える要因になります。
本当にその柱移動が必要なのか、よく見極める必要があります。
また、問屋などの材料の発注者はカーポートSCの発注時に柱移動がないか、穴ふさぎシールの手配の要否を確認する必要が出てきました。
LIXILさんの定番カーポートのフーゴやネスカには穴隠しシールが同梱されているので、カーポートSCも同じだと思ったら痛い目を見ることになります…
この記事がカーポートSCの柱移動を検討している方のお役に立てば幸いです。
それでは最後までご覧頂きありがとうございました。
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