戸建てには表札を付けるべき?メリット・デメリットを紹介
戸建てのマイホームを購入する際、表札を付けるかどうか悩んでいる方も多いと思います。
かつては戸建てに表札を付けるのは当然という風習がありましたが、近年はあえて表札を付けない家庭も増えてきています。
戸建てに付ける表札にはメリットがある反面、デメリットもありますので、両者をよく理解してから検討することをおすすめします。
本記事では戸建てに表札を付けるメリットとデメリットを解説します。
■当記事はこんな方にオススメ
・戸建てに表札を付けるか悩んでいる方。
それではどうぞ!
戸建てに表札を付けるメリット
戸建てに表札を付けるメリットは大きく分けて4つあります。
郵便物などの誤配・遅配を防げる
配達員は宛先に記載された住所をもとに郵便物や配達物を配送しますが、引越してきたばかりのお宅の場合、宛名と住所が本当に一致しているかどうかは、受取人に確認するまでわかりません。その場合、配達員は宛先に記載された電話番号に連絡して確認を取りますが、受取人が応答できなかった場合、誤配を防ぐために郵便物や荷物を営業所に持ち帰ってしまうこともあるようです。
戸建てに表札が付いていれば、宛先と宛名が合っているかどうか一目で分かるため、荷物の誤配や遅配を防ぐことができます。
訪問者が迷いにくい
初めて自宅に招く訪問者は、地図やカーナビなどを頼りに訪れます。
ただ、周囲に同じような住宅がたくさんある場合、どこが目当てのお宅か分からず、迷ってしまう可能性があります。表札が付いていれば、来訪者も安心して訪れることができるでしょう。
近所付き合いしやすくなる
戸建てを購入すると、少なからず近所付き合いが発生します。
表札が付いていれば、引越してきたばかりの家庭でも名前を覚えてもらいやすく、近所付き合いがスムーズになりやすいでしょう。
災害時に安否確認されやすくなる
ライフラインが遮断されるような大規模災害が発生した場合、既存の地図をもとに救助や支援などが行われます。住宅地図は、地図情報の調査や制作を行っている業者の調査員が現地に赴き、表札などを確認して作成しています。
表札が付いていれば、より詳しい地図情報が掲載され、災害時の安否確認も円滑に行われやすくなります。
戸建てに表札を付けるデメリット
戸建てに表札を付けるのは、たくさんのメリットがある反面、デメリットもいくつかあります。
第三者に名前を知られる
表札を付けると、「戸建てに◯◯という人が住んでいる」という情報が公開されます。表札は一般的に、門柱や玄関など、外から見やすい場所に付けるため、通りすがりの第三者に名前と住所を知られてしまう可能性があります。実際、戸建てに表札を付けていない人の多くは、第三者に名前を知られたくないというのが主な理由のようです。
家族構成を知られる
名字だけでなく、家族全員の名前が記載されている表札を付けると、第三者に家族構成を知られる可能性があります。
性別や年齢までは分かりませんが、新築かつ3人以上の家族構成なら「子どもがいる家庭ではないか」「高齢者がいるのではないか」などと推測することも可能です。家族構成を知られると防犯面でのリスクが高くなるため、表札を付けることを躊躇する方もいます。
訪問営業のターゲットになりやすい
表札を付けていると、そこに人が住んでいる証となるため、訪問営業のターゲットになりやすいデメリットもあります。業者によっては、表札に住人の個人情報や家族構成が分かるマークを付けてしまうこともあり、マーキングされてしまうと、ますます訪問営業されやすくなるかもしれません。
表札を付けるときはメリット・デメリットの両方を理解しよう
表札には、郵便物などの誤配・遅配の予防や来訪者の迷子予防、円滑な近所付き合い、災害時のスムーズな支援など、さまざまなメリットがあります。
一方で、第三者に名前や家族構成を知られやすい、訪問営業のターゲットにされやすいなど、いくつか注意しなければならない点もあります。
表札のデメリットを解消したい場合は、名字のみを記載する、セールスお断りなどの注意書きを別途貼り付けるなどの対策を講じるとよいでしょう。
本記事がお客様の表札選びの参考になれば幸いです。
それでは最後までご覧頂きありがとうございました。
「番地だけ」を記載した表札はいかがでしょうか?
デメリットを考慮して、表札に名前を出したくない場合は、「番地だけ」記載されている商品もあります。
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