集合住宅オーナーのための宅配ボックス導入ガイド！メリットと注意点をご紹介。

賃貸住宅を選ぶ際の基準の一つともなっている「宅配ボックス」。
この記事をご覧になっているマンション・アパートのオーナー様は既に対策済みでしょうか？

本記事では、集合住宅の価値向上につながる「集合住宅向けの宅配ボックス」をご紹介させて頂きます。

■この記事はこんな方にオススメ
・マンション、アパートのオーナーの方
・集合住宅向けの宅配ボックスをお探しの方

悩む人

賃貸住宅を運営する際、入居者のニーズに合った施策を考えるのは、悩みであり大きな課題ではないでしょうか？

なかでも、宅配物の受け取り管理やセキュリティの強化など、入居者の満足度を向上させることは重要です。
新規入居者の獲得や、既存の入居者に長期に渡って住んでもらうために、宅配ボックスの設置はいかがでしょうか？

現在、ネットショッピングの需要増に伴う宅配物の増加はニュースでもよく取り上げられています。

特に単身者向けのアパートであれば、日中は不在がちという事も多く、一回での受け取りは難しいという環境が多いと思います。
再配達を依頼したり、待っている時間がもったいないということもあり、入居者の宅配ボックスへの関心は高まっています。

物流業界では時間外労働の規制に伴うドライバーの不足…いわゆる「物流2024年問題」というものがあります。

この問題の解決策の一つとして再配達を減らすなど、消費者側も対応すべきという意見が出ています。

物流2024年問題どうする？　配送への配慮、消費者も必要

2023年8月5日　日本経済新聞

通販大手のAmazonでは、標準の配達方法に「置き配」を採用するなど、今後はこの置き配を進める動きが本格化してくると思われます。

ただ、マンションやアパートなどの不特定多数の出入りがある場所の場合は、セキュリティの観点から宅配物の紛失リスクが発生します。

そのため、集合住宅への宅配ボックスのニーズは今後もゼロにはならないと予想されます。

では、宅配ボックスを導入することでどのようなメリットが得られるのでしょうか？

先に書いた通り、宅配ボックスの導入により、入居者の利便性が大幅に向上します。
仕事や外出が多い入居者でも、荷物を自由なタイミングで受け取ることが可能となり、生活の質が向上します。

宅配ボックスの導入は、物件の魅力を高める一助となります。
入居者からの高評価が得られれば、物件の競争力がアップし、入居率の向上や収益の増加につながるでしょう。

集合住宅のセキュリティは入居者にとって重要な要素です。
宅配ボックスの導入により、盗難のリスクを軽減し、入居者の安心感を高めることができます。

宅配ボックスは、名前を聞けば機能が想像できるほどに一般的な商品となってきました。

一方で、集合住宅向けの宅配ボックスについては、オーナー様などが導入をきっかけにその存在を知るという事も多いと思います。

戸建て向けの宅配ボックスと、集合住宅向けの宅配ボックスの違いは大きく分けて2点あります。

開錠方法がダイヤル錠などの「暗証番号式」。
ユニソンさんの「フロリア4Ｍ」
4ケタのダイヤル錠式で、配達員が任意の番号を設定し、
お届け先の住民の郵便受けに解除番号を投函する仕組み。
「複数世帯が受取対応が出来る」ようになっている。

パナソニックさんの「コンボメゾンミドル共有4錠」
1台で4世帯の入居者の荷受に対応。
1度の配達で1つしか受け取れないため注意。
4世帯の場合は、この共有4錠タイプを2台設置することが目安。