階段にスロープを簡単に後付け!おすすめ商品と注意点

階段にスロープを簡単に後付けする

階段にスロープを後付けできないかな?

ライフスタイルの変化とともに、階段にスロープを後付けしたい方もいらっしゃると思います。

大がかりな工事になると費用が気になる…出来ればDIYで何とかしたい…とお考えではないですか?

そこで本記事では、スロープを後付けする際のポイントやおすすめの商品、そして導入にあたっての注意点を詳しくご紹介します。

■本記事はこんな方におすすめ
・階段にスロープを後付けしたい方

なぜ階段にスロープを後付けするのか?

まず、なぜ「階段にスロープを後付けしたい!」という状況になったのか、その理由を考えてみました。

遠回しなことはいいから、おすすめ商品を教えて欲しい!という場合は読み飛ばして下さい。( ;∀;)

スロープにしたいという状況は、一般的には以下のような理由が考えられます。

  1. 将来的な安心感:年齢を重ねるにつれて、階段の上り下りが大変になることを考えると、スロープを設置しておくことで将来的な安心感が得られます。
  2. 怪我や病気の予防:足腰に不安を抱える場合や一時的な怪我をしている場合にも、スロープがあると安全に階段を使うことができます。
  3. 子育てのサポート:ベビーカーを使うご家庭にとって、スロープがあるとお子さんを乗せたまま家に入ることができるので便利ですよね。
    階段をベビーカーで上り下りするのは危険ですが、スロープがあれば安全に移動できます。

1・2については、幅が広い常設のスロープが必要になってくるため、DIYは現実的ではありません。この場合は外構工事を検討されることをおすすめします。

スロープ後付けのポイント

スロープを後付けする際には、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

  1. 設置スペースの確認
    まず、スロープを設置するスペースが十分にあるか確認しましょう。階段の形状や幅、設置場所の周囲のスペースを考慮する必要があります。
  2. スロープの傾斜角度
    スロープの傾斜角度は、安全に利用できるかどうかに大きく影響します。
    国土交通省のバリアフリー法(建築物関係)を参照すると、屋外の傾斜角度は1/15以下にすることが推奨されています。これにより、上り下りがしやすくなります。
    ■参照元
    https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/barrier-free.files/12panfuretto.pdf
  3. 滑り止め対策
    スロープの表面が滑りやすいと、かえって危険です。滑り止めの加工が施されているスロープを選ぶか、別途滑り止めマットを設置するなどの対策を取りましょう。
  4. 取り付け方法
    スロープの取り付け方法も重要です。簡単に取り外しができるものや、固定式のものなど、利用目的に応じた取り付け方法を選びましょう。
おすすめのスロープ商品

ここからは、階段にスロープを後付けするのにおすすめの商品をご紹介します。

【法山本店】縞鋼板製段差解消スロープ HSPシリーズ

HSP

こちらのスロープは、3種類の異なるサイズからお客様のご希望にあったサイズを選択できます。

法山本店 縞鋼板製段差解消スロープHSPシリーズ スペック

何が違うのか?パッと見ただけではわかりにくいので説明します。

まず、幅は180mmと300mmの2サイズに分かれています。

180mmの場合は車輪が細い自転車を屋内に入れる時に。幅300mmは2個使用でベビーカーを乗り入れる時に便利です。

HSP
HSP

幅が広い方が安定しやすいので、設置状況に余裕がある場合は「幅300mm」をおすすめします。

また、適用段差については、150mmと300mmまでの2パターンに対応しています。

どちらも気を付けたいのが表記に「まで」が付いている点。

この適用段差を超えた段差に設置しようとすると、角度が急になってしまうので、スロープが外れたり、余計な力が必要になったりという事態になってしまう可能性があります。

そのため、設置を検討されている段差の高さについては、事前に十分確認をされることをおすすめします。

このスロープの角度について

先ほどの話でもありましたが、角度についても少し触れておきたいと思います。

屋外のスロープの傾斜角度は「1/15以下」にすることが推奨されています。とありましたが、ではこの商品はどれくらいの角度でしょうか?

まず、1/15以下というと、15m進んで高低差が1m以下という事なので、底辺が15に対して高さ1と計算すると、角度は3.81°となります。
同じように各商品の角度を計算すると以下の様になります。

  • HSP-100:長さ600L、適用段差150mmまで「14.47°」
  • HSP-300:長さ900L、適用段差300mmまで「19.47°」
  • HSP-300W:長さ900L、適用段差300mmまで「19.47°」

適用段差=最大高さ寸法で見ているので、実際はもう少し角度は緩くなるとは思いますが、推奨角度からは大きく離れているという事はわかると思います。

逆に角度(3.81°)から適用段差を求めると以下のようになります。

  • HSP-100:(長さ900mmに対して)39mm
  • HSP-300:(長さ900mmに対して)59mm
  • HSP-300W:(長さ900mmに対して)59mm

階段の蹴上げ(階段一段分の高さ)は15~18cmが望ましいとされているため、上記の寸法で階段が造られているとは考えにくいです。

そのため、この商品を使ったスロープは、車いすの自走や足の不自由な方の介助用には適していないということになります。

あくまでも、自転車やベビーカーを押して屋内に入るときの補助用スロープとしてお考え下さい。

導入の際の注意点

なお、先ほどのスロープを導入する際には、以下の点にも注意が必要です。

    1. 設置場所について
      設置面が不安定な場所では使用を避けるようにして下さい。また、交通量の多い場所や、私道以外での路上放置はおやめください。
    2. 使用エリアについて
      表面は滑りにくく加工していますが、雨や雪・凍結などでは滑ってしまう可能性があります。凍結が予測される地域でのご使用はご注意ください。
    3. 音・キズについて
      設置面のキズ・騒音防止用として、別途ゴムパッキンもございます。

置くだけで簡単に設置出来ますが、より安全にご使用いただくには、アンカーで止める事をおすすめします。

まとめ

今回は、階段に後付け出来るスロープを注意点を踏まえてご紹介させて頂きました。

こちらの商品は、設置角度を考慮すると、あくまでも自転車やベビーカーを持ち上げることなく屋内へ持ち込む時の補助用となります。

後々はしっかりとしたスロープが必要になるかもしれないけど、今は物をスムーズに屋内に入れたいだけ。
そのために大掛かりな工事まではしたくないという方におすすめです。

本記事がお客様の参考になれば幸いです。

それでは最後までご覧頂きありがとうございました。

今回ご紹介した商品
HSP【法山本店】縞鋼板製段差解消スロープ HSPシリーズ
HSLグレーチング 一覧

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