2025年の価格改定情報まとめ!LIXIL・三協アルミ・四国化成建材はいつから新価格?
2025年が近づく中「価格改定」を気にされている方は、プロ・一般を問わず多いのではないでしょうか?
原材料高騰の影響を受け、LIXIL・三協アルミ・四国化成建材の3社から価格改定の情報が発表されています。(連日の価格改定情報でイヤになります…)
本記事では、価格改定についての最新情報と、いつまでに注文したら現行価格で手配できるか、また気を付けるポイントをご紹介させて頂きます。
ぜひ、価格改定前の計画にお役立て下さい!
・価格改定の上昇幅を知りたい方
・現行価格で手配できるリミットが知りたい方
エクステリアの価格改定情報まとめ
LIXIL
LIXILでは、以下のような内容で価格改定が行われます。
- 対象商品:エクステリア(他カテゴリーも対象あり)
- 改定率:5~15%(平均8%程度)
- 実施時期:2025年4月1日(火)受注分より
- メーカー通知と商品別の価格改定一覧
※改定対象商品はエクステリアに関連したものを抜粋しています。
実施時期が、2025年4月1日(火)「メーカー受注分」となっているため、現行価格で手配できるリミットは「2025年3月31日(月)発注分」となります。
ただ、3月31日のメーカー営業終了時間に発注を入れても、4月1日受注分扱いになるため、厳密には「3月30日(日)発注分」をリミットとして考える方が現実的です。
三協アルミ
三協アルミでは、以下のような内容で価格改定が行われます。
- 対象商品:ガーデンEX、ウォールEX、パブリックEXの一部商品
- 改定率:上記対象商品の6%(一部商品は3%)
- 実施時期:2025年2月1日(土)受注分より
- メーカー通知と商品別の価格改定一覧
実施時期が、2025年2月1日(土)「メーカー受注分」となっているため、現行価格で手配できるリミットは「2025年1月31日(金)発注分」となります。
ただLIXIL同様、1月31日のメーカー営業終了時間に発注を入れても、2月1日受注分扱いになるため、厳密には「1月30日(木)発注分」をリミットとして考える方が現実的です。
四国化成建材
四国化成建材では、以下のような内容で価格改定が行われます。
- 対象商品:ジュラックス、エクステリアの一部商品
- 改定率:5~60%(住宅エクステリア商品は平均10%程度)
- 実施時期:2025年4月1日(火)受注分より
- メーカー通知と商品別の価格改定一覧
実施時期が、2025年4月1日(火)「メーカー受注分」となっているため、現行価格で手配できるリミットは「2025年3月31日(月)発注分」となります。
LIXIL同様、3月31日のメーカー営業終了時間に発注を入れても、4月1日受注分扱いになるため、厳密には「3月30日(日)発注分」をリミットとして考える方が現実的です。
YKKAP
YKKAPは本記事執筆時点(2024年12月5日)では2025年の価格改定に関する情報は届いていません。
2024年10月1日に窓回り商品・折板・サイズオーダー商品の価格改定が約10~20%程度で実施されているので、あわよくばエクステリアは対象外であって欲しいと願うところです。
公式発表があり次第、当ブログで随時更新致します。
2024.12.12追記
残念ながらYKKAPも価格改定が実施されます。詳細については以下となります。
- 対象商品:エクステリア商品 全般・ルシアスバルコニー、金属外装材(役物部材)
- 改定率:約4~15%
- 実施時期:2025年4月1日(火)受注分より
- メーカー通知と商品別の価格改定一覧
実施時期が、2025年4月1日(火)「メーカー受注分」となっているため、現行価格で手配できるリミットは「2025年3月31日(月)発注分」となります。
LIXIL同様、3月31日のメーカー営業終了時間に発注を入れても、4月1日受注分扱いになるため、厳密には「3月30日(日)発注分」をリミットとして考える方が現実的です。
リミットを1日早く設定する理由について
先ほどの現行価格での発注するリミット期間について、1日早く考える事をおすすめしていました。
この理由については、上記のメーカーは販売店とは直接契約せずに間に商社(問屋)を経由して手配する事が多いという事からきています。(例外もあります。)
大きな値上げの前は発注が集中する可能性があるため、商社側の対応が追い付かず現行価格で発注できるタイミングを逃してしまう可能性があります。
そのため、予め余裕を持った発注計画になるように「1日早い発注」をおすすめしています。
前日が土・日の場合は商社がお休みなので、もう少し余裕を見て前週の金曜をリミットにするとより安心できると思います。
価格改定への影響と今後の対応策
価格改定の上昇率は各社差があるものの、おおよそ6~8%の上昇といった印象を受けます。
現在、原材料価格の高騰から、家を建てるのに予算を使ってしまって、外構までなかなか予算を付けられないというケースも増えてきているように感じます。
そんな中での価格改定となりますので、今外構の計画を立てられる環境の方はラッキーかもしれません。
また、業者の方も、現行価格で手配できるタイミングを逃さないために、「見積もりの有効期限を設定する」や「価格改定に関する注意書きを設ける(例:価格改定後は新価格が適用される旨)」といった工夫が必要となります。
販売店サイドは、6~8%の価格上昇分を吸収するのは難しいため、お客様に対してしっかりとご説明し、理解を得るための対応が求められます。
その契約は大丈夫?気を付けるポイントとは?
また、価格改定の情報が出回るようになると、SNSなどで以下のような書き込みを目にすることがあります。
「現行価格で対応するため、材料費として前払いしたが、契約先が倒産してしまいお金が戻ってこない…。」
このようなトラブルは、高額な損失につながり、その結果外構計画が中断してしまう可能性があります。
そのため、契約の際には以下の点を確認することをおすすめします。
- 取引先の信頼性:会社の経営状況や評判を事前にリサーチしましょう。
- 契約条件の明確化:前払いのリスクや返金条件など、契約内容を細かく確認する。
- 必要に応じた分割払い:全額前払いではなく、工期に応じた分割払いの選択肢があるかを相談する。
信頼できる会社との契約がトラブルを防ぐ第一歩です。
こういうタイミングだからこそ、無理に急かされることのないように情報収集をして慎重に進めたいですね。
まとめ
本記事では、2025年の価格改定に関する情報としてLIXIL・三協アルミ・四国化成建材の3メーカー分をまとめてご紹介させて頂きました。(12月12日にYKKAPの情報を追加。)
価格改定を控えた今こそ、慎重かつ計画的な行動が求められます。
価格改定の影響は避けられないものの、リミットを把握し早めの対応を心掛けるようにしましょう!
また、価格改定のタイミングでは情報の混乱やトラブルも生じやすいため、契約先の信頼性を確認すること、契約条件を明確にすることが大切です。
外構計画をこれから進める方にとって、今回の情報が少しでもお役に立てば幸いです。
それでは最後までご覧頂きありがとうございました。
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