高級な表札はなぜ高い?素材・加工・デザインの違いを徹底比較!
![高級な表札はなぜ高い?理由を徹底解説](https://www.ex-trim.com/wp-content/uploads/250214blog.jpg)
最近、「高級 表札」と検索して当店を訪問されるお客様をぽつぽつ見かけます。
「高級…?そんな表札あったかな?」
と、思うと同時に、ふと「高級な表札とは何か?」を考える機会になりましたので、本記事では高級な表札とは何か?そして、市場で出回るいわゆる安い表札との違いについて書いてみたいと思います。
・高級感のある表札を探している方
・素材による違いや価格の理由を知りたい方
高級な表札の価格帯と売れ筋のリアル
「高級」と聞くと、単に値段が高いものをイメージしがちですが、表札においては「使用する素材」や「加工の手間」が価格に大きく影響します。
どの価格帯を高級とするのかは難しい判断ですが、個人的には5万円を超えてくるような表札は種類も少ないことからも高級といっていいのではないかと思います。
ちなみに、個人宅に設置することを想定した表札の中でも10万円を超えるものもあります。
福彫さんのLED表札レゴリス。2025年2月時点の定価は135,000円(税別)
表札メーカー福彫の山本部長に今回の内容についてお伺いすると、
「真鍮表札のラシックは定価8万円以上ですが、たくさんお買い求め頂いていますよ。また、年に何度か「一番高いものはどれ?」と聞かれることがありますが、10万円以上する表札をお見せしても「意外と安いね」と言われます。」
真鍮切り文字のラシック。2025年2月時点の定価は78,000円(税別)
表札が8万円もするのか?と驚かれる方もいるかもしれませんが、価格にはしっかりとした理由があります。
安価な表札と高級な表札の違い
ここで、シンプルな「ステンレス表札」を例に挙げてみます。
大手のECモールなどでは1枚1,000円程度からと非常に格安な価格でステンレス表札が販売されているのはご存じでしょうか?
それに対して、当店でお取り扱いさせて頂いている福彫さんのステンレス表札の価格は10,800円からのご案内となっています。
価格で比較すると10倍程度異なるため、モールの表札を基準にすると充分「高級な表札」ということになると思います。
この価格差を生んでいる大きな違いをまとめました。
項目 | 安価なステンレス表札(1,000円程度) | 【福彫】ステンレスドライ ステンレスHL(黒)SP-113 |
文字加工 | カッティングシートまたは印刷 | ドライエッチング |
耐久性 | 日陰で5年程度(使用状況によって異なります。) | 高品質な塗料で長持ち |
素材 | 1mm程度のステンレス 低価格な外国産ステンレス |
2mmのステンレス(SUS304) 国産ステンレス |
安価な表札はコストを抑えるため、シールや印刷で文字を表現することが多く、耐久性に劣ります。
一方、高級なステンレス表札はエッチング加工が施され、耐久性が格段に向上します。
実際に当店でステンレス表札をお買い上げ頂いたお客様からは
しっかりした表札で、デザインもスタイリッシュで気に入っております。
といったお声を頂いております。
高級な表札の素材と特徴
高級な表札を選ぶ際に注目すべきポイントの一つが「素材」です。代表的なものを紹介します。
チタン製
特徴:軽量で耐久性が高く、錆びない
価格帯:~14万円(当店取り扱い点数142点の平均価格は「43,000円」)
おすすめの方:メンテナンスフリーで長持ちする表札を求める方
真鍮
特徴:時間とともに味わいが増す、クラシックな雰囲気
価格帯:~7万円(当店取り扱い点数74点の平均価格は「40,000円」)
おすすめの方:経年変化を楽しみたい方、アンティークなデザインが好きな方
福彫製の真鍮表札はすべていぶし加工(エイジング)後にコーティングが施されているので、ゆっくりと経年変化を味わえるのが特徴です。
(山本部長談)
無加工の真鍮表札は半年もすると黒く変色してくるので、長期間美しい状態を保つことが出来る点もポイントが高いですね!
▼コーティングと無加工の違いがわかる実験結果は以下からご覧いただけます。
![](https://www.ex-trim.com/wp-content/uploads/231210blog_eyecatch-300x300.png)
天然石(御影石・大理石など)
特徴:重厚感があり、高級住宅と相性が良い
価格帯:~5万円(当店取り扱い点数344点の平均価格は「24,000円」)
おすすめの方:格式のある門構えを演出したい方
高級な表札は「手間」と「オリジナル性」が価値を生む
高級な表札の価格には、「素材」だけでなく「手間」も大きく影響します。
例えば、職人が一つひとつ手作業で仕上げる工程が多いほど、価格も上がります。
先ほど例に挙げた素材の中でも「チタン」と「天然石」を組み合わせた「ヤサカ」という表札があります。
一見するとシンプルな石材表札のようですが、実は加工の難しいチタンの切り文字と、縁起のいい八角形にカットされた石材を組み合わせたデザインになっています。
そのため、価格帯としては高級ですが、他にはないデザイン性の高さから当店でもご支持を頂いています。
まとめ
高級な表札は「価格=価値」ではなく、素材や加工、手間によって生み出される品質の違いがポイントです。
- 安価な表札は耐久性や加工方法に制限がある
- 高級な表札はエッチングや良質な塗料を使用し、長持ちする
- チタン・真鍮・天然石など、素材によって価格と魅力が異なる
- 素材をかけ合わせたり、手間のかかる加工が施されている
「表札を選ぶなら、自分のこだわりを反映させた一枚を」。そんな視点で選んでみると、より納得のいく表札に出会えるはずです。
本記事がお客様の表札選びの参考になれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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