チーク材家具の経年変化とお手入れについて。ガーデンファニチャー購入前にご確認頂きたい内容をまとめました。
こんにちは。エクステリア通販の「エクストリム」です。
先日、チーク材を使ったガーデンファニチャーについてこんなお問い合わせを頂きました。
チーク材を使ったガーデンファニチャーを購入したけど、色が白くなった。
カタログに変色すると書いてあったけど、こんなに色が変わるものなの?
そこで今回は、チーク材を使ったファニチャーの経年変化についてご紹介させて頂きます。
チーク材はそもそも変色するもの
まずご理解頂きたい点は、チーク材も多くの木材と同じように太陽光線中の紫外線に当たることで変色するということです。
※画像はイメージです。
オイル仕上げをしたチーク家具を屋外で使用すると1か月くらいで自然木特有のハネーブラウン色が薄くなりはじめ、6か月ほどでシルバーがかった灰色へと最終的に変化します。(設置状況や天候によってそのタイミングは変動します。)
シルバー色に変色したチーク材
しかしこれは表面色の変色だけであり、腐食しているわけではないのでチーク材の強度や耐久性には変わりはありません。
また、チーク材は屋外で使用し日光や雨にあたると、表面色が変色するとともに表面がザラっとした質感になることがあります。
これはチークの表面のオイルが蒸発したために起こる現象ですが、内部には十分なオイルを含んでいますので特別のお手入れは不要です。
チーク家具のお手入れについて
チークはその強度から、船のデッキに使用されている歴史もあるため、固くて水に強いという特性をもっています。
※画像はイメージです。
チーク家具は雨や太陽光などにさらされる屋外での過酷な環境にも耐えるため特別の表面処理は通常は必要ありません。
汚れやほこりが沈着しないようにぬれ雑巾で拭き取ってください。
特にテーブルは食物の脂肪分がついたり、コーヒーや赤ワインのような濃い色の飲み物がこぼれたりすることがありますので、その場合は直ちに拭き取ってください。放置をするとシミになることがあります。
オイル仕上げのダークな色合いを維持したい、また一旦変色をしたチーク家具を当初の色調に復元したい場合はチーク家具専用お手入れ用品(クリーナー・プロテクター)をご使用ください。
また、表面がざらついた状態になった場合、当初の滑らかな状態に復元したい場合はサンドペーパーで表面を磨いて下さい。
このとき電動サンダーで強く磨くと、摩擦熱で表面に黒色のシミが出来る事がありますので手作業をお勧めします。
チーク材の家具はお手入れをすることで長く付き合っていける一品
今回ご紹介したように、ガーデンファニチャーとしてチーク材を屋外で使用すると、長時間の紫外線にさらされるので、経年による変色は確実に発生します。
また、自然素材のため、天気や温度にも敏感なので表面の変色するタイミングは一概に言えないことも。
濃い色やナチュラルな色がお好みの場合は、こまめなメンテナンスが必要なことを予めご理解いただいた上でチーク材を用いた家具のご購入を検討頂ければ幸いです。
それでは本日もありがとうございました。
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