キャンパーあこがれのアウトドアブランド「スノーピーク」が登壇! リックスクエア2019に参加してきました。
こんばんは。エクステリア通販のエクストリムです。
本日は、エクステリアCADではおなじみのユニマットリックさんが主催する「リックスクエア2019」に参加してきました。
今回の記事は、そのリックスクエアの内容をお届けします。
来てるぜ未来! 全国6会場をライブ中継で繋ぐ!
このリックスクエアのすごいところは、東京会場の様子をライブ中継で仙台・名古屋・大阪・広島・福岡に同時配信しているところです。
遠方地でのライブ中継といえば、映像と音声のずれなどから見ていると気持ち悪くなってきたりしますが、今回のセミナーではそれが一切ありませんでした。
どうもYouTUBEのライブ配信の技術のようですが、詳しい話は分からずじまいでした。
実際に目の前で講師の方がセミナーを実施しているような臨場感があるので、主催する側からすれば今後は移動のコストも考えるとこういったライブ中継でもいいんじゃないかと思いました。
ちなみに会場では、QRコードを読み取るとスマホで簡単に質問を投げかけられるという仕組みもありました。
「いいね」風のポイントが質問の内容によっては集まるので、目立つ質問ほど同じようなことを考えている方が多いんだということが視覚的にも分かりやすくて好印象でした。
質問の中には、「どうやったらスノーピークさんとコラボできますか?」なんてのもあったりして、かなりリアルな事も書かれていたように感じます。
私もコラボしたいです。(笑)
セミナーは2部構成
さて、肝心のセミナーの中身ですが、内容盛りだくさんの2部構成でした。
セミナーの第一部は、アウトドアブランドでおなじみのスノーピークさんが、アーバンアウトドア戦略と表して「庭」という空間をアウトドアブランドがデザインするとどういったものが生まれるのか?という内容でした。
第二部は、トークセッションとして、住宅と庭のそれぞれの作り手から見た、住まい×アウトドアの可能性を、第一部で講師を務めたスノーピークの方、デベロッパー、エクステリア販売店の方に対して、リックの小松社長が質疑をしていくといった内容でした。
第一部:スノーピークはアウトドアブランドではない。
アウトドアは関連の大型店舗が多数オープンするなど、今ブームが来ていますが、オートキャンプの人口というのは全人口の7%程度のようです。
残り93%はキャンプをしない方という事になります。
しない方にもいろいろな事情はあると思いますが、スノーピークは「野遊び」をテーマにそのアプローチできていなかった層に様々な提案を進めていっているようでした。
例えば、山形県の荒正(あらまさ)さんというデベロッパーと芸大と組んで、街づくりから関わる事でキャンプまではいかなくても、日常の中から自然に触れ合う事で自社の商品を生活の中で使ってもらう仕組みを考えたり、同じような趣味を持った人のコミュニティを作ることによるブランドの囲い込みをしているようです。
また、アウトドアとは一見関係のないようなアパレルにも進出することで、キャンプに行けなくてもいけない人に対しても、人生を豊かにするための提案に取り組んでいます。
アパレルといえば1着いくらで高いか安いかという事をすぐに考えますが(私だけ?)、スノーピークでは、生産工程などのストーリーを紹介することで、値段ではなく商品そのものの背景に価値を感じて購入してもらうという考え方が印象的でした。
値段が「高い」・「安い」だけを考えるのではなく、今までにない価値の創造。
ベンチマークを持たないものを提案する事は先駆者のみが握ることができる特権だと感じました。
私の知っているスノーピークはアウトドアブランドでしたが、事業展開とその思いを聞くことで、アウトドアブランドではなく人々の人生を豊かにする価値を提供する総合商社のような存在だと感じました。(アフリカに井戸を掘るようなもの。)
第二部:思いが強くないといい仕事はできない。
第二部は、スノーピークさんを中心に、兵庫・静岡のエクステリア販売店さん、山形のデベロッパーさんとのトークセッションでした。
まずは会社の紹介から入りましたが、皆さん仕事に対する熱量が高いので、予定から30分もずれ込んでしまいましたが、会社の案内だけでも十分聞きごたえのある内容になっていました。
その代わり、質問の大半に答える時間が残っていなかったのが残念でした。
それだけ、自分の仕事に自信があるからこそしゃべりたい事があるんだと感じました。
それぞれの立場から見る「庭と家」の価値観について、普段自分が見ている景色とは違う内容の話が聞けたのでとても参考になりました。
「アウトドア」だと大層だけど「野遊び」だと…
特に、スノーピークさんが提案する「野遊び」というキーワードがアウトドアよりもより身近だと感じました。
アウトドアのように、大層な準備をしなくても少しでも自然に触れることで、日々のストレス社会を忘れて人間性を回復させていく。
かしこまらなくても自然って本来は身近にあるものだと思い出せさせてくれたように感じます。
今年の関西エクステリアフェアではグランピングの展示や、星野リゾートのグランピングをテーマにしたホテルの開業など、エクステリアをはじめとしてグランピングは一種のブームのようにもてはやされていますが、これを一時のブームにするのではなく、普段の生活の中で取り入れ当たり前にしていくことが課題でしょうか。
グランピングまでお庭を大改造するのは難しいという方も、お気に入りのガーデンファニチャーを外で使ってくつろぐだけでも、野遊びになるんじゃないかな?と思います。
ガーデンファニチャーについては、当サイトでも数多くお取り扱いしておりますので、ぜひお気に入りの商品を見つけて頂ければと思います。
それでは本日も有難うございました。
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